医科同窓会について

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2017 理事長挨拶

年も改まり、皆様には既に新年のお忙しい毎日をお過ごしの事と存じますが、理事長として新春のご挨拶を申し上げます。

会員皆様の絶大なるご支援のお蔭もあって、昨年も当会は数々の事業を行うことが出来ました。目に見えるものとしては、昨春ついに、お茶の水医学会館(同窓会館)1階に、喫茶室(Medi Cafe)がオープンいたしました。竣工以来約2年、ガランとした部屋があるだけで実に殺風景な会館入り口でしたが、ようやく、自信をもって他人様をご案内できる形になりました。手狭なスペースではありますが、事業者が私共の要望を良く理解され、会館にふさわしい洒落た空間に仕上がっております。事業者との仲介をして頂いた副理事長の桑名信匡先生(医17)の労を多とするところであります。1階を貸し出したことによって、当会に家賃収入が入るという直接的メリットだけではなく、8階9階で開催される様々な会合の懇親会場として利用できること、会館に来訪された方が時間調整の場所として利用できること、さらには、会館での会合における軽食を注文できることなど、大変便利な存在でもあることがわかりました。また、昼時は、近隣のお勤めの方々で賑わっているようで、皆様にも、同窓会館にお越しの節には、是非ご利用をお勧めいたします。

4月に熊本地震が発生いたしました。熊本県には10人弱の会員がおられ、幸い人的被害は無かったものの、施設や住居に損害を被られた方が少なからずおられました。同窓会としてそれぞれの方にお見舞金を差し上げましたが、連絡や情報収集は比較的スムースに行われました。これは、東日本大震災の折の経験があったからです。このような経験が積まれることはいかがかとも思いますが、会務を遂行する上では、致し方のないことかとも思っております。

同窓会館を基盤として、念願の文化事業が始まりました。これは、「お茶の水フォーラム」と命名されましたが、会館9階を会場として、さまざまな分野の専門家を講師としてお招きし、医学に限らず多種多様なテーマについてお話を伺い、また、懇談させていただくという講演会であります。既に昨年は5回開催され、講演の内容によっては、学外あるいは一般の方にもご案内し、また、参加もして頂いております。この企画・運営は、千勝泰生理事(医20)を中心に、行われておりますが、千勝先生は、ドイツ・グラモフォン元副社長という稀有なご経歴をお持ちの才人であり、昨年1月22日に開催された第1回講演会の講師をお勤め頂き、その後も何回か登場していただいております。詳しくは会報の記録をご覧ください。今年も魅力ある講演会を多数計画しております。奮ってご参加ください。

同窓会の組織力を高める目的で、東京都支部会(仮称)を結成することをご提案申し上げておりましたが、昨年、その実現のための第一歩を踏み出せました。本来、23区では区ごとに支部が結成されておりましたが、いつのまにか休眠状態に入ってしまった支部も少なからず存在します。そのため、区ごとの支部を再生することが難しいと思われる地域では、いくつかの区を合わせたブロックとして、新規に支部を結成しようということになり、その嚆矢として、大田区、品川区、目黒区を城南ブロックとしてまとめることができました。ブロックの初代会長として大川洋二先生(医24)にご就任頂き、昨年12月4日に、目出度く第1回城南ブロック会が開催されました。同ブロックの会員の皆様、大川先生はじめ世話人の皆様のご労苦に感謝申し上げます。本年もさらに、23区内でブロックを立ち上げ、東京都支部結成へと進んでいく積りでおります。

今年は、新規事業に取り組むべきと考えております。失念していたわけではありませんが、会館建設中はどうしてもそちらが優先されて後回しになってしまった課題がいくつかあります。ひとつは若手会員の支援です。卒後間もない会員が、同窓会に関心が薄いことは止むを得ない面もありますが、彼らは同窓会の将来の牽引役です。従って、若い世代を同窓会活動に積極的に関わらせることは、私共の大事な使命であると考えております。学生の内から同窓会と接点を持たせる、学生や若手会員の留学を支援する、学生に給付型奨学金を与える、卒後5年、10年といった若手会員のクラス会開催を支援する等々、積極的な行動がようやく今、出来るようになったのではないかと思っております。

一方、対外的にも、同窓会館という根拠地ができたことによって、より積極的な事業展開が可能になったように思われます。大学はもちろんのこと、歯科同窓会を含むお茶の水会、既に平成卒業生の会が始まっている四大学連合などとの連携を、より密にするような事業展開を検討中であります。

同窓会館は竣工後まだ3年しか経っておりませんが、もう3年も使ったという言い方もできます。建設中は資金の関係もあり設備面では最小限のものしか用意できませんでしたが、多くの会員の皆様にご利用頂いた結果、設備面を中心にさまざまなご要望が出て来ていることも事実であります。また、財務上は、同窓会館に対して減価償却費を予算計上する必要性も出て参りました。これらはいずれも資金が必要なことですが、現在募集中の同窓会館基金だけでこれを賄うことは不可能ですし、上記の新規事業を行うにもあらたな資金が必要です。そのためには、会費値上げも不可避と考え、十分に資料を用意したうえで、社員総会にてお諮りしたいと考えております。苦渋の選択ではありますが、今後の同窓会活動の永続性という観点から、ご理解のほどをお願いしたく存じております。

年初にあたり、昨年を振り返り、また、今年の抱負を述べさせて頂きましたが、同窓会は何といってもお一人お一人の会員の活動あっての同窓会であります。今年も、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

佐藤 達夫(医11・昭38卒)