医科同窓会紹介

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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます
 良き年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。昨年中は大変お世話になり誠に有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 さて、一昨年10月に発足した東京科学大学は、昨年3月に第1回の卒業生(在籍は半年ではありますが)を送り出し、4月には第1期の新入生が入学しました。そして昨年秋に創立1周年を迎えました。大学当局者のお話では、統合後の1年間の歩みとしては予想以上に順調であるとのことで、誠に喜ばしい限りです。誰もが初めて経験することばかりで、様々なご苦労をあちらこちらで日常的にされているのではないかと思いますが、全員がパイオニアですので、きっとやり甲斐もたっぷりおありではないかと思います。
 新大学にメールアドレスを登録したところ、定期的に「Science Tokyoオンラインコミュニティ事務局」から、メールマガジンが届くようになりました。私は、はるか昔に卒業した同窓生ですが、母校からの便りですと、不思議にワクワクするものです。旧東京工業大学時代から行われていた通信網だそうで、さすが規模の大きな大学は違うなと思ったりもしています。メルマガに釣られて、東京科学大学のHPを開くことも多くなりましたが、そこには、同窓会の紹介コーナーもあり、蔵前工業会とお茶の水会が紹介されております。旧東京医科歯科大学のHPではどうだったか、もはや記憶が定かではありませんが、旧東京工業大学では、卒業生から多額の寄付が行われていたようで、その流れかなと思ったりもします。
 新大学になって以降の大学と同窓会の関係については、旧東京医科歯科大学時代は、入学式や卒業式といった大学行事には6同窓会の代表がすべて参加しておりましたが、新大学では、蔵前工業会とお茶の水会の代表がそれぞれ出席することとなり、多少楽になったような気もします。その一方で、蔵前工業会の行事に参加することも多くなり(これはお互い様ですが)、結果として忙しさの程度は変わらないような気がします。蔵前工業会とのお付き合いは、本部役員間の交流が密度を増す一方で、支部間の交流が予期せぬ以上に活発になり始めました。蔵前工業会の代議員はすべて支部から選出されるため、元々支部活動が活発で、大学統合発表直後から、お茶の水会の支部についてお問い合わせがありましたが、お茶の水会で支部があるのは医科と歯科の同窓会だけでしたので、当方の動きは少し遅くなっておりました。業を煮やしたのか(?)、日本国中のあちらこちらで、医科同窓会員と蔵前工業会員の方が会われたとのご報告が届くようになりました。正に、案ずるより産むが易しとはこのことかと思いました。更に、もっと驚くべきことが起こりました。新大学発足後に、母校の教授となっている医科同窓会員が旧東京工業大学卒業の関連する分野の教授と仕事のことでたまたま打ち合わせを行っていたところ、両者が共に両大学の1991年入学生(医45回生に当たります)であり、それぞれが今年クラス会を開催する予定であることがわかり、それでは合同で行いましょうということになり、医科歯科側は他の五つの同窓会にもすべて声を掛け、昨年11月に大岡山のキャンパス内にて、総勢250名、内お茶の水会30名の大クラス会が挙行されました。私も招かれましたが、正に目を見張るような光景で、企画者や参加者の勇気(?)と行動力と若さ(?)に脱帽しました。同窓会の原点ここにあり、といった心境を味わいました。
 神経学ではありませんが、このように遠心性のインパルスが発生すれば、当然、求心性のインパルスも生じます。理事長1期目において、大学統合を目前にして同窓会内部の結束が重要になってくると申し上げ、その一つとして、学生の時から同窓会に親しんでもらうようにすることを目標に掲げました。手始めに、同窓会報に学生向けの記事を積極的に掲載するようにし始めたところ、学生からの投稿が増えるようになりました。また、関係する役員のご努力で、教育研究施設部会主催の講演会や、お茶の水フォーラムにも学生が参加してくれるようになりました。更に、同窓会館の会議室を例えば、お茶の水祭実行委員会が利用するようになりました(学生には無料にしております)。将来の同窓会員にしっかりと伝統を伝えることも私共の使命であると考えております。一方、現会員にとっての朗報は診療所部会が動き出したことです。昨年10月に第1回総会(設立総会)が開催され、名簿の整備等の活動方針が採択されました。今後、多岐にわたる活動が始まるものと思われ、大変楽しみです。
 東京科学大学は、研究・教育の目標(Visionary Initiatives)として「善き生活」「善き社会」「善き地球」の3つのビジョンの実現を掲げました。旧東京医科歯科大学時代には考えもしなかった、総合(理系)大学としての見事な目標だと思います。本原稿の執筆時点ではまだ成否はわかりませんが、「国際卓越研究大学」の採択に一歩近づいたことは間違いないと思います。なお、お屠蘇気分の頭では、これが総合大学であれば、あと2つぐらいのビジョンが追加できるな、などと考えた次第です。

 今年の干支は午であります。私自身、馬齢を重ねることの無いよう自戒しながら職務に当たってまいりますので、会員の皆様には、本年も同窓会に対して、ご指導、ご支援、そして、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

林 洋(医26・昭53卒)