医科同窓会について

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新年のご挨拶 2021年を迎えて

新しい年になりましたが、おめでとうというのも憚られるような今日の状況です。今のところいつ終わるとも知れない新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延しており、日本も決してのほほんとはしていられない状況です。経済を立て直さないと困窮する人が多くなり日本が立ち行かなくなってしまう恐れもありますが、そちらを立てればこちらが立たずといったことが起こっており、明らかに二律背反の状況となっています。経済活動も大事ではありますが、医療従事者としては、新型コロナ感染症が蔓延する限り、病院の全体的な機能についても心配になります。いろいろな理由でがんの発見や治療が遅れることの危惧があり、また脳卒中や心臓疾患の救急医療において十分な診療ができなくなることを恐れます。新年早々このような話から始まることは耐えられないことですが、今月号が皆様のお手元に届くころにはこの新興感染症も収束に向かっていてほしいと願っています。完璧ではありませんが、大人数での会食を避け、マスクをするということを皆が守れば、ある程度は抑制可能であろうと思います。

医科同窓会理事長として皆様からご支援を頂いて1年半が過ぎ、今年は任期の2年目が終わろうとしています。最初の頃はほとんど毎日会合があり、週末はクラス会や支部会など活発な会に出席させていただいておりました。しかし、思えば、昨年の2月20日に歯科同窓会のお祝いの会に出席した後は行事が何もなくなってしまいました。医科同窓会主催のフォーラムや支部会の会合も開催できず、この1年間は皆様のお役に立てることもほとんどなくなった状態が続いています。コロナ感染症のため、通常なら忙しいほどの医科同窓会の理事長としての行事もほとんどなくなり寂しい限りです。

大学の行事もほぼ全てが中止か延期となりました。そのため入学式に合わせて予定していた、M&Dタワー26階のファカルティーラウンジと北側のスペースを借りて、医学部と医科同窓会共催の新入生を祝う会も開催できませんでした。新入生とそのご家族との懇談も中止となり、その際に説明しながら渡すようにと考えていた、中村 桂子専務理事が中心となって作成した小冊子も新入生とそのご家族にお送りするだけとなってしまいました。医学部5年生の臨床実習開始に合わせて行う白衣式も中止となりましたが、白衣は学生の手元に行き渡ったと聞いております。新入生は、自分自身の経験からも通常なら受験勉強から解放され大学生活を謳歌していて楽しいはずなのですが、専らオンライン授業が主で日常生活は制限されたものとなっています。今年は多少でも改善されるよう期待しています。同様に、今年度は医科同窓会主催の行事や大学の行事が、規模を縮小してでも良いですが、順調に開催できることを願っております。

このような状況下でできることと言えば、今のところ林 洋編集長の下で会報を充実させ、皆様のお手元へお届けすることだけになりました。しかし、会報にありますように、この世界は確実に動いております。米国大統領選挙では天地がひっくり返るような大きなうねりが起こりました。また、東京医科歯科大学もいろいろと進化・発展しております。田中雄二郎学長のご寄稿にもありますように、昨年、文部科学省によって東京医科歯科大学が世界最高水準の教育研究活動の展開が見込まれる指定国立大学法人に選ばれたことは快挙であります。これまでに選ばれた9大学は以下の通りで、2017年から始まり、東北大学、東京大学、京都大学、東京工業大学、名古屋大学、大阪大学、一橋大学、そして筑波大学と東京医科歯科大学が加わったわけです。東京大学は大学債を発行しており、そのようなことも可能となります。

今年は、コロナ禍ということはありますが、東京医科歯科大学にとっては飛躍の年になりそうです。大いに期待しましょう。東京医科歯科大学歯科同窓会とともに東京医科歯科大学医科同窓会は東京医科歯科大学を支えていきたいと思っています。

大野喜久郎(医19・昭46卒)